免疫研究センター

がん治療の内容と方法
 免疫研究センター・腫瘍免疫外来において治療を希望される場合、おおむね次の手順にそって検査・治療が行われます。なお完全予約制のため当日のご入院をのぞき、各種検査・治療とも初診日にすべて実施可能です(所要時間30分−2時間程度)。
診療予約方法に関しましては「受診を希望される方に」のページに記載されています。



検査
A.がん免疫ドック
 いちじるしくがんが進行してしまった、いわゆる標準治療だけでは根治不可能な難治性がん。あるいは再発や転移が発見され、一般的な治療対応だけでは予後の厳しいがん。
この状況において強力な基礎的免疫治療や、各種併用強化治療を行う際の指針策定のために行う専門血液検査システムが「がん免疫ドック」です。
検査自体は外来で採血するだけのいたって簡単な方法で行なわれ、症状の悪化した重症ながん患者様にも大きな負担はかけません。


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この検査システムによる調査内容は大きく分けて、
(1)細胞性免疫検査(サイトカイン類、細胞障害性リンパ球検査、ヘルパーリンパ球検査等、全7項目)。
そして(2)がん関連抗原検査(がん細胞、あるいはがんが存在することで作り出される異常な糖タンパク類の検出を、おおむね全身領域でカバーする全21項目の検査)の二つのジャンルからなります。

まず初めに(1)の細胞性免疫検査によってご自身の機能低下・悪化した免疫メカニズムを確認し、より確実なる基礎免疫治療実施の指針を作成します。

その上で(2)のがん関連抗原検査によって、体内に存在するがん細胞の活動性や主たる活動部位の探索を行い、強化治療を併用する必要があるか無いかの判断と、その後の治療戦略指針を作成します。
このほか健常人のがんの早期発見対策や、がん患者さんの肉眼的再発・転移確認以外にも有用です。この場合、早期がん兆候である「生化学的再発」を精密に探索し、時間的余裕をもった効果的ながん治療提案が行えます。



B.画像診断
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標準治療だけでは根治できない難治性がんの治療には、がん細胞の位置・局在、あるいは周囲への浸潤を詳細に確認することが不可欠です。そこで健康保険の制約にとらわれない各種精密な画像診断の併用によって、基礎免疫治療と併用が望まれる各種強化治療の検討に応用いたします。(免疫外来をご予約いただいた方は、予約無くして上記検査すべてが外来受診日に可能となっています)

以上A〜Bの検査を初診時に行い、引き続いて早めの治療開始を検討される方には、まず以下にあげた「基礎免疫治療」等を続いて行います。
治療
A.基礎免疫治療
 先進・積極的ながん治療として行う基礎治療が新規治療成分CS-82MDとD-12成分を用いた免疫治療です。これはほかの治療と併用しても全く問題のない、基礎的な腫瘍排除・治療プログラムです。
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(1)D−12
免疫治療において欠かすことのできない「リンパ球強化と機能維持」を担うのが、D-12(Dimer-12:ダイマー12)と呼ばれる成分です。

D-12の主成分は免疫細胞の機能強化に優れた効果の確認された特殊なハーブ系アミノ酸複合体を中心に、還元型グルタチオン、各種微量元素などから構成されています。これによってリンパ球内部の機能維持に必須な特殊アミノ酸の補給や、細胞内部の強力な抗酸化作用が発揮されます。
これによって従来から懸念された免疫治療のデメリット、すなわち「免疫枯渇現象(めんえきこかつげんしょう)」や、「リンパ球失調(りんぱきゅうしっちょう)」からの改善や、発生の防止がはかられます。
また近年明らかになったD-12の新しい作用としては、細胞内部におけるDNA損傷の改善・回復効果が知られ、それによる腫瘍進行の緩慢化が注目されています。

近年、いわゆる民間療法として多用されている各種キノコ系成分を含んだ健康食品ですが、D-12の併用なしに長期間摂取し続けると、早い段階からリンパ球の機能に著しい障害を招くことが知られています(免疫枯渇現象とリンパ球失調)。
そのため当センターではまず最初に行うべき基礎治療としてD-12の服用を指導しています。

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(2)CS−82MD
リンパ球を刺激・活発化させる作用に加え、がんの進行に伴って体内に増加する悪化物質(腫瘍増殖因子、免疫抑制因子など)の排除・吸着作用をあわせもつ、全く新しい強化免疫治療成分がCS-82MD(Chelate Saccharide 82 MD:キレートサッカライド82MD)です。

従来の免疫療法に多用されたがちなキノコ系成分が、主としてリンパ球刺激だけを目的にしていたのに対し、CS-82MDは腫瘍の成長に伴って体内に増加する悪化物質の排除によって、より一層の治療強化が期待されます。
CS-82MDが特にその効果を発揮するのは、がん活動性の上昇に伴って各種腫瘍マーカーの増加著しいがんや、末期にいたって「悪液質」と呼ばれる衰弱症状が出現し始めたときです。

もちろん早い段階からの使用がもっとも望ましく、当センターではD-12とともに初期より投与を行う必須成分と位置づけています。

(3)AHCC
担子菌類と呼ばれるキノコ系多糖類を主成分にした健康食品です。安定したリンパ球刺激作用のあることも判明し、当院でもD-12併用によって得られた各種効果報告を行ってまいりました。
ただ現在治療に対してはより高力価のCS−82MDに変更となったため、ご希望の方は通常の健康食品としてデパート・薬店などでお買い求めください。




B.併用強化治療
 初診時あるいは経過中の所見や検査判断によってがんの活動性が高く、D-12とCS-82MDを併用した基礎免疫治療だけでは不十分と判断された場合にあわせて行います。
すべての患者さんに必須な治療でないため、外来にて判断後に個々の必要に応じて併用をお勧めしております。

(1)免疫キレーション点滴

転移・再発したがん病巣を有する症例に対し、併用強化治療を行う上で事前実施が必須の急速飽和治療です。また経口摂取不可能な症例にも免疫治療強化として実施可能です。

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(2)がんカテーテル治療

転移・再発したがん病巣を有する症例に対し、基礎免疫治療と免疫キレーション点滴を併用しながら行います。治療可否については免疫外来をご受診した際に直接ご本人を拝見し、検査結果と併せて検討致します。

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(3)血管新生阻害治療

転移・再発したがん病巣を有し、活動性の高い症例には血管新生阻害剤(海外輸入薬・商品名(アバスチン))の点滴投与も可能です。実施可否、詳細等は各種検査後に決定されます。

血管新生治療前

血管新生治療後
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(4)その他の治療【胸水(腹水)濃縮ろ過・再静注法】

がんの治療経過中に胸水・腹水の大量貯留を来した場合、胸水(腹水)濃縮ろ過・再静注法を行うこともできます。ただし治療を希望される場合、腫瘍免疫外来にて事前の診察・適応調査が必須となります。
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 【注意】上記の検査・治療につき、より詳しい説明を希望される場合、下記ホームページをつづいてご参照下さい。

 →治療の流れについて:
 Dr.宇野のがん免疫治療研究室


→CS-82MD、D-12等の入手をご希望の方は:
株式会社アライアンス


 →検査について:
 がん免疫ドック(イムノドック)解析センターHP




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