 | 心臓の筋肉に酸素を供給している動脈(冠状動脈)が動脈硬化を生じることで内腔がせまくなり発症します。階段や坂道を登った時などに胸部の痛みや不快感、圧迫感、呼吸困難といった心筋の酸素不足の症状を自覚します。 このほか冠れん縮性狭心症とよばれる特殊なタイプも存在し、安静時とくに明け方に突然胸痛を自覚することもあります。 よく患者さんから“健康診断で心電図検査には異常がないと言われたのに”いったことを耳にしますが、これはごく当然のことで、どのようなタイプの狭心症であっても発作のない時の心電図検査は正常であることも多いのです。健康診断(人間ドックも含め)で行う心電図検査では狭心症の診断にあまり役立たないといったことを十分に理解しておく必要があるでしょう。 ここでいう危険な狭心症とは、急性心筋梗塞を発症する可能性の高い狭心症を指し、専門的には「不安定狭心症」と呼ばれます。全く症状のなかった人が、最近新たに狭心症状をきたした場合、狭心症の発作の回数、持続時間、痛みの程度などが増悪した場合、または安静時にも発作を自覚するようになった場合などが、これに当てはまります。 このような兆候を認めたらすぐに心臓専門医を受診する必要があります。 | |