| | 経皮的冠動脈形成術(PTCAまたはPCI)とは、カテーテルを用いて、動脈硬化で狭くなった冠動脈を拡張させる方法です。これには小さな風船(バルーン)を用いて広げる方法、小さな金属の支え(ステント)を用いて動脈を押し広げる方法、そして狭くなった内膜を切除して拡張させる方法があります。 このうち小さな金属の支え(ステント)を用いた経皮的冠動脈形成術が臨床の場では最も多く行われています。ステントは多くの種類が市販されており、それぞれの特性を十分に理解した上で、病変に応じて適切に使いわける必要があります。当院のスタッフはその開発段階から厚生省の臨床治験に数多く携わり、経験と知識も豊富です。 実施方法としては一般的に足の付け根の血管(大腿動脈)からカテーテルを挿入しますが、手首の血管(橈骨動脈)から挿入して行うこともできます。手首の血管から行う方法は足の付け根から入れる方法に比べ、術後の安静時間は短時間ですみ患者さんの負担は著しく軽減されます。 またカテーテル挿入部の合併症(出血、血腫など)も圧倒的に少ないのがその特徴です。(残念ながら我が国では技術的な問題などから手首からのPTCA・PCIは全症例の5分の1程度にしか行われておりません) 当院では患者様の苦痛軽減を目的に手首(橈骨動脈)からのPTCA・PCIを積極的に採用しています。そのため例え高齢者に対しても短い入院期間で治療を行うことが可能であり、症例によっては日帰りでのPTCA・PCIも行うことができます。(当院のスタッフは日本で最も早くから橈骨動脈アプローチ法によるPTCAを積極的に導入した一員であり、本法に対する豊富な知識と経験を有しています) | |  |